目次
index
(課題)
ダイカスト成形において、カジリが多発するという課題が発生していました。この問題は、溶湯が金型に強く当たることで表面が損傷し、製品に欠陥が生じるというものです。スプレー調整や鋳造条件の微調整を試みましたが、日によってばらつきが生じ、根本的な解決には至りませんでした。特に、ゲートスピードが速すぎるために溶湯が金型に強く当たり、湯当たりが強くなっていることが原因と考えられました。この不良は、生産効率を低下させ、手元での不良品発生率を高めていました。
(提案内容)
根本的な原因であるゲートの湯当たりを弱めるために、ゲート方案の見直しという抜本的な対策を実施しました。具体的には、ゲート幅を拡大(元の15~20mmから3mm拡大)し、ゲート形状も変更しました。これにより、鋳造条件を一切変更することなく、ゲートを通過する溶湯のスピードを遅くすることが可能になりました。結果として、湯当たりが弱まり、金型表面への負荷が軽減されました。この対策により、カジリによる鋳造不良の発生は完全に解消され、安定した品質の製品を生産できるようになりました。