(課題)
ダイカストを含む鋳造は厚みや部位によって冷却速度に差が発生します。特に薄い部分は速く冷え、厚い部分や最終充填箇所は冷えるのに時間がかかります。この現象により、冷却速度が遅い部分は内部に丸みのある空洞ができるピンホールが発生しやすく、外観性を損ないます。
(提案内容)
軽量・薄肉ダイカスト 開発センターを運営する帝産大鐘ダイカスト工業株式会社は、冷却温度差を考慮して冷却ピンを立て、ピンホールを重要部分から外すように対策をしています。冷却ピンを立てることでピンホールだけではなく、鋳巣の発生も抑制します。ピン痕が出る恐れがありますが、ご要望に応じて最終仕上げにも対応いたします。