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アルミダイカストの金型移管を成功させるための重要なポイント

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既存サプライヤーの廃業や作業者の高齢化、あるいはコストダウンやBCP(事業継続計画)対策を理由に、金型移管を検討する企業が増えています。

他社で使っていた金型をそのまま別の工場で稼働させるためには、事前の準備や移管先との連携が重要です。そこで本コラムでは、金型移管時によくあるトラブルと、金型移管を成功させるためのポイントを紹介します。

金型移管におけるよくあるトラブル

金型移管を行う際、以下のようなトラブルが発生しやすいため注意が必要です。

金型の劣化や損傷が判明する: 前の工場で長年使用されていた金型は、見えない部分にクラック(ひび割れ)や摩耗、冷却管の詰まりを抱えていることが多々あります。

図面や生産条件のデータがない: 過去の図面が紛失していたり、前任の作業者の感覚で生産条件が調整されていたりすると、移管先で最適な鋳造条件を導き出すまでに時間がかかります。

不良率が高止まりする: マシンや周辺設備が変わることで湯流れや冷却の条件が変わり、これまで発生していなかった「巣穴」や「湯廻り不良」が頻発することがあります。

金型移管を成功させるポイント

これらのトラブルを回避し、移管をスムーズに進めるためには、以下の3つのポイントを押さえておくことがカギとなります。

 
移管前の金型診断と適切なメンテナンスの実施

移管されてきた金型をすぐに生産に使用するのではなく、まずは状態を正確に診断することが重要です。金型を分解(バラシ)して、配管のチェックや冷却部の貫通確認、焼き付きなどの清掃を徹底して行う必要があります。また、万が一金型に欠けや損傷が見つかった場合に備え、移管先で溶接補修などの初期メンテナンスが迅速に行える体制を整えておくことで、立ち上げ時のタイムロスを最小限に防ぐことができます。

 
移管を機とした不良の改善と設計の最適化

金型移管は、以前から抱えていた不良を改善する機会でもあります。そのため単に現状のまま打ち続けるのではなく、3Dモデルや流動解析を活用し、湯流れの問題点を整理し、その結果をもとに、「ゲート方案の変更」や「冷却ピンの追加」といった具体的な改善策を移管先と協議・実施することで、移管後の品質向上とコストダウンを同時に図ることが可能になります。

当社のアルミダイカスト金型生産移管による製作実績をご紹介

 


二輪部品Ⅼカバー

本製品は自動二輪車のⅬカバーです。お客様の製造委託先でキャパオーバーが発生したため、金型を当社に移管いただき、生産を開始しました。本製品にはメーカーロゴが印字されており、焼き付けが起こらないように、スプレーの塗布ポイントが重要となりした。

>>自動二輪車のⅬカバー製造実績の詳細をみる

 


【農機具・ADC12】減速機部品

本製品は、農機具に使用されるADC12製の減速機部品です。重量は1700g、基本肉厚は3mmで、普通ダイカスト法を用いて100台ロットで製造しています。ギアなどの機構を内部に収めるハウジング部品であり、複雑な形状と確かな品質が求められました。
そこで当社では、移管された金型の状態を正確に評価し、最適な製造条件への調整を行いました。また、押し出しピンの数や配置の見直しを行うなど、生産開始前に入念な生産条件の調整を行いました。

>>【農機具・ADC12】減速機部品 製作事例の詳細をみる

 

【自動二輪部品】ADC12製 シリンダーヘッドカバー

本製品は他社様から金型を引き継いだ途中移管品です。移管時に弊社にて金型の状態を確認し、必要なメンテナンスを施すことで、安定した品質での生産を再開しました。

>>【自動二輪部品】ADC12製 シリンダーヘッドカバー 製作事例の詳細をみる

アルミダイカスト金型の生産移管は当社にお任せください

軽量・薄肉ダイカスト開発センターを運営する帝産大鐘ダイカスト工業では、国家資格であるダイカスト技能検定員による確かな設計提案力と、自社内での迅速な金型修理・洗浄体制を備えており、他社からの金型移管をスムーズに実現します。最短半日で不具合を修復できる保守対応力や、1ロット50台からの小ロット対応など、お客様の調達リスクを最小限に抑えるサポートを提供しています。

「既存の調達先に不安がある」「移管を機に歩留まりを改善してコストダウンしたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

>>生産移管の問い合わせはこちら

>>当社のアルミダイカスト生産移管サービスの詳細はこちら

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